
仰向けになった相手の上肢に施術します。
マッサージを受ける人の掌を持って上肢を胴体と15度くらいの離し、胴体の横に座ります。
この章では、仰臥位で上肢への施術をします。他の章との密接な連続性はないので、本章だけ切り離して他の章と組み合わせてもよいでしょう。<
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手順① マッサージを受ける人の上肢を体幹から斜め15度くらい離し、手のひらを上に向けます。
目的手のひらを縦方向に刺激する。 施術の目的足底を強く圧迫する。 補足施術のコツ:“②”で前腕を自身の大腿部に置くことがたいへん大事で、これにより施術部位の安定が得られます。 |
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手順① 術者は四指をマッサージを受ける人の手の甲にあてて支えます。
施術の目的拇指球と小指球の指圧 補足施術のコツ:真っ直ぐに押すだけでなく、術者の左右の拇指を使って掌を横に反らすようにする方法もあります。 |
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手順① 手の甲に術者の四指をあてて支え、人差し指から小指の付け根には術者の拇指をあてます。 施術の目的拇指球の筋と小指球の筋のストレッチと圧迫 補足施術のコツ:マッサージを受ける人の拇指の股と小指の股に、術者の小指の股を組み合わて施術する方法もあります。 |
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手順① 前腕を内側に回し、手のひらを下に向けます。
施術の目的橈尺手根関節の可動域を拡げる。 補足施術のコツ:肘関節と手のひらを回転の軸にして手根部を廻す、というのは解説を聞いてもわかり辛いところです。そこで、最初のうちは関節を術者から見て上下に動かしてみましょう。そのうちこの動きに自身が慣れてきたら回転も加えてみます。 |
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手順① 術者は相手の拇指と示指の付け根を、拇指と人差し指で持って支えます。術者の前腕は自身の大腿部に載せ、安定させます。
施術の目的前腕伸筋群の指圧 補足施術のコツ:“①”の肢位になったときに術者から見える範囲の上肢の中央に拇指があたるようにしてください。 |
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手順① 前項に続いての施術ですので、相手の拇指と示指の付け根を、前項同様の姿勢で支えています。
施術の目的上腕二頭筋の指圧 補足施術のコツ:ここでも、術者から見える範囲で、上腕中央に拇指があたるように施術してください。 |
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手順中手骨の間にある溝に、拇指の側面を差し入れて圧迫します。それぞれ2,3回の指圧をします。 施術の目的中手骨どうしの間にある筋(背側骨間筋)の指圧 補足施術のコツ:各中手骨どうしの間隙は狭いので、指の腹をそのままあてて押しても中手骨の間に指が入りません。指の骨は正面に比べて側面が薄い構造になっていますから、指の側面を使って施術しましょう。 |
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手順① 拇指の腹をマッサージを受ける人の指の上にあて、 施術の目的指の屈筋腱を軽くこする 補足施術のコツ:相手の指の背に当てた拇指の位置を2、3回末梢方向にずらしていくと上手く施術できます。 |
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手順前項の施術に続いて、指が相手の指から離れる瞬間に音を出すことができます。 施術の目的施術にメリハリをつける演出 補足施術のコツ:引き抜く瞬間に術者の指を鳴らすわけです。 |
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手順① マッサージを受ける人の肘を曲げ、手のひらが術者から見える向きにします。 施術の目的前腕にある指の屈筋群をストレッチする 補足施術のコツ:手首及び手指は、思いのほか深く背屈できるものです。関節に痛みを訴える場合以外なら、思いきって施術していただいてよいと思います。 |
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手順① 手首を回転の中心にするため、片手でマッサージを受ける人の手首を下から軽く支えます。
施術の目的大腿後面の筋に圧迫を加える 補足施術のコツ:手首を支える方の手は、強く握らないようにしましょう。思わず力が入り過ぎ、相手に不快感を与えることがあります。 |
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手順① 前項に続き、マッサージを受ける人の指と手指を互いに組み合わせたまま、 施術の目的指を末梢方向に引き、指関節に負圧を与える。 補足施術のコツ:指の側面では皮膚直下の骨との間に神経が通過しており、本施術で指関節を横方向に閉じる力が強すぎると、相手も自分も指を傷めます。相手に不快感を与えない程度の力で施術してください。 |
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手順① マッサージを受ける人の手を頭の方向に挙げ、手のひらを床に着け、指先を手前に向けておきます。こうすると上腕の後ろが術者に見えるようになり、上腕二頭筋が緩みます。
施術の目的肘を立てて上腕二頭筋を圧迫 補足施術のコツ:上腕後面にある筋の指圧に見えますが、実は上腕二頭筋をスラックオフしながら指圧しています。ご自身の腕で確かめてみてください。
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手順① 引き続きマッサージを受ける人の手を頭の方向に挙げ、手のひらを床に着け、指先を手前に向けておきます上腕の後ろが術者に見えており、上腕二頭筋が緩んでいます。 施術の目的上腕二頭筋の圧迫 補足施術のコツ:“③”で四指と拇指を使いますが、共に指先は用いません。指の腹を使って指圧します。 |
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手順① 術者は片手でマッサージを受ける人上腕の肘頭から10cmくらい離れた部分を押さえて支え、 施術の目的伸張反射を利用した上腕三頭筋の瞬間収縮 補足施術のコツ:四指を軽く曲げ、手の中に空間を作っておくと、軽くて乾いた施術音が出て、心地よい刺激を与えます。 |
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手順① マッサージを受ける人の上肢を、胴体と直角になるよう外に広げ、手のひらを上に向けておきます。
施術の目的前腕の屈筋群を指圧 補足施術のコツ:前腕の向こう側(=橈骨側)に両手の四指をあて、施術部位の安定をはかります。 |
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手順① 前項に引き続き、術者はマッサージを受ける人の正中線と平行に座り、相手上肢を胴体と直角になるよう外に広げ、手のひらを上に向けておきます。
施術の目的前腕の屈筋群を指圧 補足施術のコツ:前腕の向こう側(=橈骨側)に両手の四指をあて、施術部位の安定をはかります。 |
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手順① 前項に引き続き、術者はマッサージを受ける人の正中線と平行に座り、相手上肢を胴体と直角になるよう外に広げ、手のひらを上に向けておきます。
施術の目的上腕二頭筋の指圧 補足施術のコツ:上腕の向こう側(=頭の方がわ)に両手の四指をあて、施術部位の安定をはかります。 |
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手順① 前項に引き続き、マッサージを受ける人の正中線と平行に座り、上肢を胴体と直角になるよう外に広げ、手のひらを上に向けておきます。 施術の目的上腕三頭筋の指圧 補足施術のコツ:施術のコツ:この肢位で施術すると上腕骨は中央部で凸型の断面を持っています。ここを横切る神経がありを、過大な力で指圧すると不快感をあたえますので注意してください。加重の目安を『前腕:上腕=2:1』と考えると良いでしょう。 |
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手順① 前項に引き続き、マッサージを受ける人の正中線と平行に座り、上肢を胴体と直角になるよう外に広げ、手のひらを上に向けておきます。 施術の目的前腕掌側面へのやわらかな圧迫 補足施術のコツ:術者は自身の手のひらを柔らかな布のように見立て、相手の上肢を包むように圧迫します。 |
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手順① 前項に引き続き、マッサージを受ける人の正中線と平行に座り、上肢を胴体と直角になるよう外に広げ、手のひらを上に向けておきます。 施術の目的前腕掌側面へのやわらかな圧迫 補足⇒本施術は次項に続きます。 |
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手順① 前項に引き続き、マッサージを受ける人の正中線と平行に座り、胴体と直角に上肢を置き、手のひらを上に向け片方の手のひらを相手の手首の上に軽く載せています。 施術の目的腋下動脈の圧迫により一旦上肢への血流量を不足させておき、その後復活させると血流が蘇り上肢が温かく感じられます。これで「再生のイメージ」を演出するのです。 補足施術のコツ:腋下動脈の脈動は、第1章の大腿動脈を押さえる場合と違って触知し難いものです。これは、本施術の圧迫部位が大胸筋の下側にあるためです。脈動が触知できなくてもちゃんと施術はできていますので、ムキになって圧迫を強める必要は全くありません。 |
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手順① 前項に引き続き、マッサージを受ける人は胴体と直角に上肢を開き、手のひらを上に向けています。 施術の目的上腕二頭筋のストレッチ 補足注意:上腕前面の筋肉を引き上げる方向は垂直方向で、これは必須ですから厳格に守ってください。引っ張る方向がわずかでも術者の胴体に向かうと、意味の無い施術となってしまいます。 |
ご覧のように、本章は他の章との密接な連続性はないので、本章だけ切り離して他の章と組み合わせてもよいでしょう。